猫多頭飼育崩壊緊急レスキュー
多頭崩壊現場の猫を緊急保護することになりました。
以下はその経緯です。
※報告遅くなって申し訳ありません
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8月末に、知り合いの紹介でAさんという方から、相談がありました。
「入院することになった知り合いのお婆さん(Bさんとします)の猫の世話をすることになったのだけれど、
数年前に数匹だった猫が30匹位に増えていて、家の中も糞尿にまみれて最悪の環境で近隣の住民からも苦情が出ている。
なんとか改善できるいい知恵はないものだろうか」
現地へ行ってみると家の戸は開け放たれ、自由に猫が出入りしている状況です。
庭も家の中も糞尿にまみれており、目も開けていられないような刺激臭が立ち込めていました。
家の中は襖も壁もボロボロでカビだらけ、こんな所で生活していたら猫も人も病気になってしまいます。
仲介に入っているというAさんは、飼い主のBさんに方に現地の家を紹介したそうです。
そのこともあり、このような状況になってしまっていることに強く責任を感じられておりました。
私は
「Bさんの所で(完全室内飼いで)飼える頭数は10匹位だと思います、それ以外の猫は里親募集しましょう」
という申し出をしました。
それを聞き、Aさんは家の補修は自分で行い、
猫については私どもと協力して行うことにされたのです。
しかし、1週間後お会いした時には
「飼える猫の頭数を10匹以下にしてそれ以外は保健所で処分する」
と殺処分を宣言されてしまいました。
猫の里親さんを見つけるのは時間も体力も、そしてお金もかかる問題です。
Aさんには重荷で、それを早く下ろしてしまいたい一身だったのだと思います。
慌てて、私の団体で協力するので止めるよう申し入れましたが、
「殆どが成猫なのでそう新しい飼い主が見つかるとも思えないし、
これから繁殖期に入るとまた増えてしまって近隣の方に申し訳が立たない。
処分数を少しでも減らしたいので保護できる数だけ保護して欲しい」
「これ以上私の立場を苦しくしないでほしい」
と言われました。
私どもも他の保護猫で手一杯な為、すぐに全頭引き取ることは出来ず、
なんとか現地で繁殖しないようにBさん宅でゲージ等を使ってとりあえず隔離して保護し、
その中から新たな飼い主を見つけさせて欲しいと申し出たのですがこれも拒否されてしまいました。
このままでは処分されてしまうので、急遽自宅の庭にプレハブ小屋を設置し全頭引き取って保護することを決意しました。
その旨をAさんに伝えましたがこれも拒否。
「動物行動学を専門にする大学教授や動物病院の獣医からの意見を聞くと今回処分させるしか方法は無い」
「里子に出しても猫は帰巣本能が強いので帰ってくる」
「処分させないと本人が反省しない」云々。
そんなことを言いながら「保健所送りは仕方ないが少しでも救いたいので数頭なら引き取ってもいい」と言われたので
保健所に一旦入れられた猫をその後に保健所から引き取る事にしました。
そう決めてから保護するまでの数週間、何度も保健所やAさんとやり取りをしました。
揉めに揉めて最終的に直接13匹、保健所に入れられた猫を4匹の計17匹を保護することが出来、
1匹も殺処分されることはありませんでした。
飼い主のお婆さんに対しても当初は「こんな飼い方をするなんて酷い」と思っていましたが、話しを聞いてみると当初はきちんと手術して飼っていたけれど、
数年前から精神状態が不安定になり、その頃家にやってきた野良猫にえさをやってしまい増えてしまったとの事。
このような結果になってしまった事を大変反省しています。
現在おばあさんの家には「猫小屋」が出来、その中で17匹の猫が暮らしています。
今後「完全室内飼いの徹底」「すべての猫に避妊去勢手術を行う」「里親さん募集することで今後頭数を少しづつ減らしていく」事を約束してもらっています。
今後、保護している猫の避妊・去勢手術と健康チェック(エイズ・白血病検査他)が済み次第、新たな里親さんを募集致します。
引き続きご支援ご協力の程どうぞよろしくお願いいたします。
ちょっと怖がりの男の子
ブサ可愛いおっさん顔の子
上の子と兄弟っぽい茶トラの子(ポンタ)
タキシード模様の男の子
サビブチ模様の女の子(ゴマちゃん・避妊手術済み)
人懐っこい黒猫男の子(4ヶ月くらい)
ちょびヒゲのタキシード猫、女の子
隣のシャム模様の女の子(避妊手術済み)
その子供っぽいシャムの女の子
三毛の女の子(手術済み)
数が多いので続く
2007/10/05 - 11:17:29 -
先日はご丁寧にお礼状を頂き有難うございました。
多頭飼い崩壊のその後、ずっと気になっていました。
皆様方のご尽力で1匹も命を失わずに住んだ事は本当に嬉しい事です。有難うございました。
2007/10/05 - 12:30:24 -
お疲れ様です。
我が家の一時預かりがいる中、更に多くの保護猫ちゃんのお世話で大変だと思います。
すみません。(泣)
譲渡会、今月中に是非1回目を開いて、少しずつ頑張っていけたらと思います。
2007/11/13 - 22:24:10 -
お久しぶりです 動物生命尊重の会の金木です 多頭飼い現場の猫ちゃんたち 可愛い子達ばかりですね
ウィルス感染のコもいますがほとんどは発症をしませんのでそれほど心配は要らないと思います
金木の猫もエイズと白血病のWキャリアのコがいましたがやはり発症もせずに20歳以上を生きました
全員がこれまでの不幸な運命を脱皮してこんどこそ貴会より幸せになっていく事を祈っております
「ただのいぬ展」 だいぶ迫ってきましたね 出来たら行きたいと思っています
また東京でお会い出来たら食事でもしましょう
頑張って下さい~